セカンドオピニオンについて

歯医者さんにもいろんな考え方の先生がいますので、全く同じ症状だったとしても歯医者さん・歯科医院によって治療法・方針が変わるということはごく普通にあります。

そこで、より良い治療を求める場合には何人かの先生にどのような治療法が良いのか意見を求めて、その中から最も良いと思うものを選ぶという方法があります。

このように何人かの先生に意見を求めることを、「セカンドオピニオンを求める」と言います。
(2つ目の意見をセカンドオピニオン、3つ目の意見をサードオピニオンと言います)

どういう時にうけるの?

・担当医に、診断や治療方針の説明を受けたが、どうしたらいいか悩んでいるとき
・いくつかの治療方針を提示されているが、迷っているとき
・他に治療法はないかと考えているとき
  このような場合に、ご自身で納得して治療を選択し受けるために、他の医師の意見も聞いてみるという方法です。   

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必要な書類を揃えましょう
必要な書類や予約の有無は、病院によって異なりますが、基本的には紹介状や資料が必要となることが多くあります。これは、患者さんの病気の状況(今までの治療や現在の病状)によって、治療も異なることが考えられ、患者さんにとって意味のある意見をお話させていただくために、その患者さんの客観的な医学的情報が必要となるからです。

セカンドピニオンを受ける効果

・現在の担当医の診断や方針に対する確認ができます
・診断や治療の妥当性(適切性)を再確認することで、納得して治療を受けることができます
・担当医の提示する治療法以外の治療法を得ることもあります

注)医療法人社団 HOUGA おじまデンタルクリニックでは、患者さんやご家族のお申し出があれば、クリニック内で担当医以外の医師を紹介したり、当院以外の施設の医師に対しての紹介状や資料などを準備いたします。

セカンド・オピニオンとは、よりよい決断をするために、当事者以外の、専門的な知識を持った第三者に、求めた「意見」の事。または、「意見を求める行為」の事。

医療の分野の場合、患者が、検査や治療を受けるに当たって、主治医以外の医師に求めた「意見」。または、「意見を求める行為」。主治医に「すべてを任せる」という従来の医師患者関係を脱して、複数の専門家の意見を聞くことで、より適した治療法を患者自身が選択していくべきと言う考え方に沿ったものである。

医療において近年、治療効果だけでなくクオリティ・オブ・ライフも重視されるようになってきたことから、特にこれらを両立する方法が問題となる、がん治療や、精神医療の投薬治療において注目されるようになってきたセカンド・オピニオンとは、直訳すれば、第二の意見ということです。具体的には、診断や治療方針について主治医以外の医師の意見をいいます。

「手術をすすめられたけど、どうしよう」。重大な決断をしなければならないとき、他の専門医に相談したいと思うのは当然のことです。セカンド・オピニオンは、日本ではまだ普及していないため「主治医に失礼になるのでは」と思われがちでしょうが、その心配はまったくいりません。インフォームド・コンセント(説明と同意)という考え方を分かっている医師でしたら治療法を決定するのは患者や家族であることを十分に認識しているからです。

医師からインフォーム(説明)を受けても、情報も知識もない患者や家族にとっては治療法の決定をできなかったり、不安を覚える場合もあります。だから知識を持っている人=専門医に相談し、意見を聞きたいということになるわけです。これは至極当然な過程です。つまり、インフォームド・コンセントと、セカンド・オピニオンは車の「両輪」なのです。

米国では、ここ10年の間に知らない人がいないほど定着し、医師が診察の終わりに「セカンド・オピニオンをとりますか」と、尋ねるのは当たり前のことになっています。 治療法が、日進月歩している領域では、セカンド・オピニオンの必要性はより高まります。治療法の選択肢が多岐にわたるため、専門家でさえどのような治療法にしたらその患者にとって一番いいのか、判断に困り他の医師に意見を求めることもあるのです。知識のない患者にしてみればなおのこと判断はできません。最新の医療情報を持っている専門医に相談にのってもらい、意見を聞くことが大切になるわけです。

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